『POP3』と『IMAP』の違いと『ActiveSync』について

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Eメールを受信する方式に『POP3』と『IMAP』とがあります。これら二つは明確に違いがあります。また、昨今では『Exchange ActiveSync』と言う便利な方法も主流になりつつあるので、覚えておくと良いでしょう。

『POP3』と『IMAP』の違い

古くから使われているEメールの受信方式には『POP3』と『IMAP』がありますが、この2つの違いを「わからない」と言う人は意外と多いです。

『POP3』とは?

“POP” とは『Post Office Protocol』の略で、Eメールを受信する方式としては最も古くからあり、2016年04月現在でも使用されることが多い非常にベーシックなものです。
古くから存在しているがゆえに、バージョンアップが繰り返され、現在は “バージョン3” が主流の為に『POP3』と呼ばれています。

メールがサーバーに届いてもユーザーに通知する仕組みが無いので、リアルタイムに受信されることは無く、ユーザーはメールクライアントを用いて定期的(15分や30分など)かつ能動的に新着メールの確認をする必要があります。そのため、スマートフォンなどのモバイルデバイスでの使用はバッテリーの消費が激しくなるなどの理由から不向きとされています。

サーバーに届いたメールをメールクライアントで受信すると、サーバー上のメールは削除されることが多いので、複数のデバイスで同じアカウントを使用するのには向いていません。その反面、メールクライアントに受信したメールはパソコンなどに保存されているためインターネットなどのネットワークに接続していなくとも閲覧することができます。

会社などから提供されるメールアドレスはPOP3を用いてEメールを受信することがほとんどです。

『IMAP』とは?

“IMAP” とは『Internet Message Access Protocol』の略で、メールサーバ上のメールを管理する方式です。2016年04月現在では “バージョン4” が使用されることが多いので『IMAP4』とも呼ばれています。

IMAPでは、POPと違いEメールはサーバ上に保管されることが基本となっており、必要がある時だけアクセスし閲覧するようになっています。そのため、メールサーバ上にフォルダを作成し仕訳をしたり、メールの検索するなど管理することができるようになっています。

そのため、複数のデバイスからアクセスしても同一内容のメールを閲覧することができます。ただし、メールを閲覧するためにはインターネットなどのネットワークに接続されている必要があり、なおかつメールサーバーに対して明示的に接続しておく必要があります。

ただし、「IDLE機能(IDLEコマンド)」と呼ばれるプッシュ技術に対応していれば、プッシュ通知/自動受信を行うこともできます。

『Exchange ActiveSync』とは?

日本では携帯電話でのEメール(いわゆるキャリアメール)を使うことが多いのでプッシュ通知/自動受信が当たり前と思っている人も多いですが、『POP3』や『IMAP』は「必要な時にEメールを読む」と言うのが基本となっているので、昨今で流行りのプッシュ通知/自動受信には向いていません。それに対して、『Exchange ActiveSync』はプッシュ通知/自動受信を行うことができる方式となっています。

また、Eメールだけでなく『連絡先(電話帳)』や『カレンダー』などの同期機能も備えているので、パソコンやスマートフォン、タブレットなど複数のデバイスで同じアカウントを設定するだけで、同じEメール、同じ連絡先、同じカレンダーを使用することができるようになります。

Exchange ActiveSyncでアカウントが提供されるサービスは少なく、代表的なサービスはMicrosoft の無料の個人用メール『Outlook.com』やプロバイダー『OCN 光』などがあります。

大手企業ではExchange ActiveSyncを用いたメールアカウントを配布する企業も増えてきました。個人ユーザーでもパソコンやスマートフォン、タブレットなどで同期することができるExchange ActiveSyncは非常に便利なシステムなので、積極的に利用してみると良いかもしれません。

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